ことばと音

ことばと音についてかんじたことをことばであらわしています。"Utayomi", a poet of Japanese short poem, waka, writes about music and literature.

『Whatever』 可塑性のもつ不可逆性について

 

"私に欠けているのは、私は何をなすべきか、ということについて私自身に決心がつかないでいることなのだ。…私の使命を理解することが問題なのだ。…私にとって真理であるような真理、私がそれのために生き、そして死にたいと思うようなイデ―(理念)を発見することが必要なのだ。いわゆる客観的真理などを探し出してみたところで、それが私の何の役に立つだろう。"

キェルケゴールの日記』より

 

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Søren Aabye Kierkegaard 1813 - 1855

 

「あれも、これも」と手を伸ばすとき、その可塑性は可塑性として固定される。固まったまま時を経たそれらのやわらかいひと枝ひと枝は、もはやそれぞれの選択のときに後戻りすることはゆるされず、絶対的な不可能のうちに死ぬよりないのである。

 

「あれか、これか」の選択に必要なものは、「情熱」。
ただ、それだけである。

その「熱」は、ひとを浮かれさせ、判断の力を奪うものではけっしてなく、もっと厳しい「なにか」だ。

 

自らの選びとったもの以外を峻拒することを偏狭さであると羞じる必要はない。

「なんにでもなれる」ということばのうえに踊りつづける者は永遠に何者にもなれない。

あなた自身にさえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Oasis - Whatever (Official Video)

それは、なんという皮肉であろう。