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おとともじについて

おとともじについてかんじたことをもじであらわしています。

樂苑

帳がおりて、

夜闇みちても、
光はつねにさざめくよ。

ものは見えずとも、
まなこつむって、
その姿を見る。

動くもの、
動かぬもの、
すべてのものは遊ぶ。
その蓮華の御足に。

罪を負い、
うたううたは、
ただ歓喜に満ちた寂静(しずけさ)。


春は過ぎ、
夏は過ぎ、
秋は過ぎ、
冬が来て、
それも過ぎ去り。

とどまることなく、
時は廻るよ。
ただ、滅ぼすために。

動くもの、
動かぬもの、
すべてのものは、
受く。
そのつらきさだめ。

生まれては産んで、
そして死に、
うたう。
歓喜(よろこび)のうたを。

 

 

 

 

(2002)

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